催事イベントを行うにあたって最も重要なことは集客です。集客には、まず対象者に知ってもらうこと、そして関心を持ってもらうことが重要です。そのためにも告知には無料の方法と有料の方法をうまく利用し、効果的な告知プランを立てましょう。
まずは、イベント目的と顧客ターゲットを明確にしましょう
目的とターゲットが明確になると、どのようなイベントにすればいいかが定まり、顧客ターゲットに刺さる告知が行えるようになります。一番届けたい顧客ターゲットにリーチできるように、目的とターゲットを絞る際は1つにまとめるのがおすすめです。また、できるだけ数値化することでイベント進捗管理がしやすく途中修正等にも役立ちます。
効果的な集客方法
SNS
SNSは手軽で拡散力が高く、イベント情報を迅速に広めるのに効果的です。Facebook、X（旧Twitter）、Instagram、TikTokなど各プラットフォームの特徴やユーザー層を理解し、イベントに適したSNSを選択することが重要です。適切なプラットフォームでターゲット層にリーチすることで、幅広い興味を引き寄せることが可能です。
| ビジネスシーンでの利用も多いSNS。イベント告知の機能が備わっており、これを利用することでイベント情報を詳細に発信できます。 | |
| X（旧Twitter） | 拡散させたい場合は有効。有料プランに変更することも検討が必要。 |
| 10～60代までの全年代で年々利用人口が増加しているInstagramは、画像がメインでビジュアル面の訴求がしやすいというメリットがある。 | |
| TikTok | 10代〜20代前半の若者の利用が多いが最近では30代～40代の利用者も増えている |
Youtube
告知用に動画を作成する場合はYouTubeでの配信を利用しましょう。ただし、YouTubeでのイベント告知で効果を得るためには、再生回数を伸ばす必要があります。はじめてYouTubeを運用する場合や配信したが再生回数が伸びない場合はYouTube広告を利用するのも得策です。
自社サイト
ホームページは、サービスやイベントの詳細な情報を掲載し、SNSの告知を補完する重要な役割を果たします。お知らせや動画などで魅力を細かく伝えるページを作成しておくことで、SNS経由でホームぺページに訪れたターゲットにより詳細な情報を伝えることができます。ただし、ホームページ単体では限られた層しか届かないため、SNSやプレスリリースと組み合わせて効果的な集客を目指しましょう。
告知サービス
イベント情報の掲載ができるポータルサイトを利用する方法です。代表的なサイトとしては「こくちーず」が有名です。他にも地元に強いコミュニティーサイトなどもありますので無料で掲載できるものがないか探しておくとよいでしょう。
WEB広告
Web広告の中でもディスプレイ広告は効果的なイベント告知手段です。
Webサイトの右側やアプリのニュースフィードなどのユーザーの目につく場所に広告が表示されます。テキストを含めたビジュアルで訴求し、ユーザーの興味を惹いてクリックしてもらうことで、サイト誘導へと繋げていきます。ディスプレイ広告は、入札額（いくらで広告を出すか）や広告枠（どこに出すか）、ターゲットなどを細かく調節しながら、目的に応じて成果を最大化させていくことができます。
メルマガ・DM
自社でもともと顧客リストを獲得している場合には、告知として情報配信をおこなうとポジティブな反応をしてくれる可能性が高いです。ただし、配信の頻度や内容には慎重に注意が必要です。煩わしい宣伝や過度なアプローチは逆効果となり、メルマガや会員登録の解除につながる可能性があります。バランスを保ちつつ、リストを活かして効果的な情報提供を心掛けましょう。
チラシ・フリーペーパー
チラシやフリーペーパーはWeb経由とは違った属性の見込み客にアプローチできる可能性があります。インターネットを使いこなせない層へも訴求でき、手元に現物が残るため内容を理解しやすいという点が大きな強みです。しかし、SNSと比べて年齢層の絞り込みが難しく、制作や配布には一定のコストがかかります。デメリットを考慮しつつ、対象層やイベントの性質に合わせて検討しましょう。